「夏に窓から入る日差しが強すぎる」

「冬に窓が結露するのをなんとかしたい」

このようにお悩みではないでしょうか?

そんなときには、窓のリフォームを検討するのがおすすめです。今回は、窓リフォームの種類と、目的に適したリフォーム方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

窓リフォームの種類

窓リフォームには、大きく分けて以下の3種類があります。

・窓ガラスの交換

・窓サッシの交換

・内窓の設置

それぞれどのような内容なのか紹介します。

窓ガラスの交換

窓ガラスの交換は、もっとも基本の窓リフォームです。サッシをそのまま残す窓ガラスのみの交換は、安価にできるのがメリットです。

窓ガラスにヒビが入ったり割れたりしたときはもちろん、高機能な窓ガラスへの変更も可能です。1枚ガラス用のサッシであっても、アタッチメントを取りつけることで複層ガラスへの取り替えもできます。

窓サッシの交換

窓ガラスだけでなく、窓サッシごと交換するリフォームもあります。窓サッシの交換には、次の2つの方法があります。

・はつり工法

・カバー工法

はつり工法は、既存の窓枠を取り外し、新しい窓枠を取りつける方法です。壁の一部を取り壊す必要があるため工事が大がかりになり、工期が長くなるうえ費用も高額になる工法です。

一方カバー工法では、既存の窓枠の上から新しい窓枠をかぶせます。既存の窓枠と二重になるため、窓が一回り小さくなるのがデメリットです。しかし既存の窓枠を取り壊さなくていいので工事費が抑えられ、その日のうちに工事が完了します。

近年は窓サッシの交換は、カバー工法が採用されることがほとんどです。

内窓の設置

内窓の設置は、既存の窓の内側に、もう1つ窓を取りつけて二重窓にする方法です。窓が二重になることで、断熱性が高まるなどさまざまなメリットを得られます。

一般的にマンションにおいては、窓ガラスや窓サッシは共用部分とされているため、自由に交換はできません。しかし内窓の取り付けは、専有部分の工事になるため問題にならないケースがほとんどです。

目的別おすすめの窓リフォーム

窓リフォームをおこなうのには、以下のような目的が考えられます。

・結露を防ぎたい

・断熱性を向上したい

・日射を防ぎたい

・防音性を高めたい

それぞれの目的に応じた、適切な窓リフォームを紹介します。

結露を防ぎたい

冬になると窓がビッシリと結露して、毎朝拭き取るのが大変、と困っていませんか?結露は室内の暖かい空気が外気で冷えた冷たい窓ガラスに接することで、空気中の水蒸気が水に戻ることで発生します。そのため以下のリフォームをおこなうのが有効です。

・窓ガラスを複層ガラスに交換する

・内窓を設置する

複層ガラスは2枚の窓ガラスの間に乾燥した空気やガスを封入したガラスを指します。ガラスとガラスの間に空気の層を作ることで断熱性が高まり、結露を防ぐ仕組みです。内窓の設置も窓と窓の間に空気の層ができることで、結露を防ぐ効果を得られます。

断熱性を向上したい

夏の冷房の効きが悪い、冬は暖房をつけてもなかなか部屋が温まらないような場合は、以下のリフォームをおこなうことで解決できます。

・複層ガラスがはめられた気密性の高いサッシに交換する

・内窓を設置する

断熱性を向上したい場合には、複層ガラスへの交換だけでは不十分な場合があります。ガラス自体の断熱性はありますが、サッシに気密性がなければそこから空気が移動してしまうためです。

断熱性を向上するなら、カバー工法で気密性の高いサッシを取りつけるか、内窓の設置を検討しましょう。

日射を防ぎたい

窓から入り込む強い日差しを防ぎたい場合には、次のリフォームが有効です。

・窓ガラスを日射遮蔽型のLow-Eガラスに交換する

Low-Eガラスとは、ガラスの表面に特殊な金属膜がコーティングされたガラスを指します。Low-Eガラスは、表面のコーティングが太陽の熱を反射・吸収する効果があるのが特徴です。

Low-Eは複層ガラスに採用されているため、断熱性を高めながら遮熱効果を得られるのがメリットです。

防音性を高めたい

防音性を高めたいときには、以下の窓リフォームを検討しましょう。

・防音ガラスに交換する

・内窓を取りつける

防音性を高めるには、既存のガラスを防音ガラスに交換するのが有効です。防音ガラスには、2枚のガラスの間に特殊な膜を挟み込んだタイプや、複層ガラスの間を真空にしたタイプなどがあります。

ただしガラスを防音ガラスに取り換えても、サッシ自体の気密性が低ければ効果は低いため、サッシごと交換することを検討しましょう。あわせて内窓を取り付け二重窓にすると、さらに防音性が高まります。

まとめ

窓ガラスのリフォームの種類と、目的に適したリフォーム方法を紹介しました。

室内の温度は窓を含む開口部に大きな影響を受けるため、快適に暮らすためには窓の気密性・断熱性を上げるのが効果的です。

祢冝田建設では、さまざまなリフォームのご相談に応じていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。