家族とコミュニケーションを取りながら、楽しく料理できる対面キッチンが人気です。そのためキッチンをリフォームするときに、壁付きキッチンから対面キッチンに変更したいと希望するご家庭が増えています。
しかし、壁付きキッチンから対面キッチンにリフォームしてから「こんなはずじゃなかった」と後悔する人も実は少なくありません。
今回は、対面キッチンへのリフォームに成功するために知っておきたい注意点と、成功のコツをご紹介します。
対面キッチンとは?壁付きキッチンとの違い
まずは、壁付きキッチンと対面キッチンの違いをチェックしておきましょう。
壁付きキッチンとは
壁付きキッチンとは、キッチンに向かって立ったときに正面が壁になるタイプのキッチンです。ウォール型キッチンとも呼ばれます。壁付きキッチンは広いスペースを必要としないので、かつて日本では主流のキッチンでした。近年は対面キッチンを選ぶ人が増えていますが、今でも根強い人気があります。
対面キッチンとは
対面キッチンは、調理するときにダイニングやリビングに向かって立つタイプのキッチンです。対面キッチンは、家族とコミュニケーションを取りながら料理できることから人気があります。キッチンに開放感が生まれ、部屋全体がおしゃれに見えることも人気の理由です。
なお、キッチンには「I型」「L型」「アイランド型」など多くの種類があります。キッチンの種類については、以下の記事をご覧ください。
対面キッチンへリフォームするときの注意点
既存のキッチンが壁付きキッチンの場合、対面キッチンへリフォームするときには注意点が2つあります。
・十分なスペースがあるか確認する
・給排水を移動できるか確認する
どういった内容か、順番に見ていきましょう。
十分なスペースがあるか確認する
対面キッチンは、壁付きキッチンよりも広いスペースを必要とします。基本的には、これまでダイニングテーブルを置いていたあたりにキッチンを設置することになります。つまりキッチン自体は広くなりますが、リビングは狭くなってしまうのです。
かといってキッチンスペースを狭くしてしまうと、今度は使い勝手が悪くなる点には注意が必要です。キッチンの通路幅が狭いと、すれ違うときに窮屈な思いをすることになります。一般的には日常的にキッチンを使用するのが1人の場合で80〜90cm、2人なら120cm程度が必要です。
せっかくリフォームしたのに「リビングが狭すぎる」「キッチンがかえって使いづらくなった」となっては台無しです。対面キッチンにリフォームするときには、十分なキッチンスペースを確保したときに、リビングとダイニングがどれくらい狭くなるのかをチェックしたうえで判断することが大切です。
給排水を移動できるか確認する
壁付きキッチンから対面キッチンにリフォームするときには、新しくキッチンを据える場所に給排水やガス管などを移動しなければなりません。
一般的に、一戸建て住宅であれば問題ないケースがほとんどです。しかしマンションなどの集合住宅では、床下スペースの関係上難しいことがあります。とくに古いマンションの場合、給排水管が床に埋め込まれていることがあり、そうなると対面式キッチンへの変更はできません。
壁付きキッチンから対面キッチンへのリフォームを希望するときには、まずはリフォーム業者に変更が可能か確認してもらいましょう。
対面キッチンへのリフォームに成功するコツ
対面キッチンへのリフォームに成功させるコツは、2つあります。
・煙や臭いの対策をする
・導線や間取りを意識して設計してくれるリフォーム業者を選ぶ
順番に解説します。
煙や臭いの対策をする
対面キッチンは開放的なのが魅力ですが、そのぶん煙や臭いがリビングに広がりやすい点には注意が必要です。そのため対面キッチンにするときには、煙や臭いの対策を十分に施しておくことが大切です。
具体的には、排気能力が高い換気扇を選ぶ、コンロ前には壁を立てるなどすると良いでしょう。
動線や間取りを意識して設計してくれるリフォーム業者を選ぶ
壁付きキッチンから対面キッチンに変更するときには、キッチンの広さを確保しつつ、できるだけリビングが狭くならないような設計が求められます。そのためには、キッチンを使う人数や、家族の動線も意識して、どのようなキッチンタイプが良いかを提案してくれるようなリフォーム業者を選ぶことが大切です。
まとめ
壁付きキッチンから対面キッチンへのリフォームは、ただキッチンの向きを変えれば良いといった単純なものではありません。空間や動線を意識した設計が必要になるため、リフォーム業者選びが成功のカギを握ります。
祢冝田建設は、住宅の構造まで意識した適切なご提案が可能です。愛知県碧南市でキッチンを含むリフォームをご検討中の方は、ぜひお問い合わせください。